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昆明~海口~広州 鉄道・バス・フェリー旅行記

旅の概要
雲南省での旅を終えて海南島へ足を伸ばすことにしたが昆明から海口までの長距離を事前調査なしでの移動です。海口では今回始めての宿泊拒否に遭遇!海南省は公安の監視が厳しいようだが何とか旅館に宿泊できた。海口から広州へはバスより安いフェリーで移動するが春節に広州に向かうことで広州では大変な目に遭う。



Google Earth
海南省

広東省

2007/2/12

予算状況
出金
食費 10元
バス代 1元
合計 11元

入金
保証金 100元
合計 100元

市場で包子を買うが・・・

1000過ぎに近くの市場に朝食を食べに行くが、市場で客と店の主人が喧嘩しているのに遭遇する。客は携帯で110番通報していて周りの野次馬も騒いでいる。警察が到着するのに時間がかかるだろうから先に朝食を食べに行く。朝食を食べたあと市場で包子を買うが、店の人に「中国人ですか?」と聞かれたので「違いますよ。」と答える。すると店の人が「日本人でしょ。」と聞いてきたので「そうですよ」と答える。店の人は「どうして中国語が話せるの?」などと聞いてきたりして雑談を少しする。店の人は日本人が珍しいのか、それとも日本人だと当てたのが嬉しかったのか、周囲に「この人、日本人ですよ」と言い始める。こちらとしては周囲に大きな声で教えないで欲しいのだが、店の人は非常に気分が良いようで包子を4個おまけしてくれた。今までは日本人と分かると「日本鬼子、東洋鬼子」と言われてきたが、今日は中国で初めて日本人で得をした。宿へ戻る途中で先ほどの喧嘩の現場を通りがかったら警察が事情聴取をしていた。ちょっと見物して宿へ戻り南寧への出発準備をする。

2056次で南寧へ

昆明駅前は里帰りの人が座り込んでいます
1145過ぎに昆明大脚氏国際青年旅舎をチェックアウトして昆明駅へ64路のバスで向かう。1230頃に昆明駅に到着して待合室で3時間ほど待つ。
待合室へ向かいますここが待合室です。
1530頃に2056次の改札が始まり乗客が一斉に2番ホームへ走り出す。発車時間は1553なのだが荷物の置き場所とかの確保で必死だ。
これが硬卧の3段ベットです。通路はこんな感じ
春節と重なったせいか後方の車両には「加1」「加2」と増結車両がある。どうやら、相当の混雑らしい。列車に乗り込むと予想に反して綺麗な硬卧の車両である。KやTの列車ではないのでオンボロ車両と思っていたが今までで一番綺麗である。
石林に近づくとお馴染みの光景が・・・これが石林駅周辺の風景
荷物の置き場所を確保して発車時間を待つ。1553に定刻どおり発車して南寧を目指す。1800頃に石林駅に到着する。石林駅は駅周辺も岩だらけで石林の名の通りの風景が広がる。
昆明→南寧 2056次の切符乗車時に切符と交換します。下車する前に車掌さんが切符と交換しに来てくれるので寝過ごしません。こちらは裏です
石林を発車して1930頃には日没になる。外は真っ暗で何も見えないので寝ることにする。

2007/2/13

予算状況
出金
食費 10元
バス代 2元
バス代 南寧→海安 142元(保険料込)
フェリー代 海安→海口 38元(保険料込)
宿泊費 30元
合計 222元

南寧に到着

南寧駅に到着です
0501に南寧駅に到着する。南寧は既に暖かく雲南とは気候が違っており南寧の冬はもう終わったようである。駅周辺は早朝なのに人で溢れているが、これは春節だからだろうか?自分も他の客と一緒に切符売場へ向かい海口方面の列車を探すが湛江行きの列車が海口の一番近くに行く列車のようだが発車時間が昼過ぎと遅いので諦めバスで海口か海安を目指すことにして、江南客運站へ移動する。0530過ぎに江南客運站に到着するが、すでに切符売場には行列が・・・。時刻表を確認すると海安行きのバスが一番早く出るようなので切符を購入し待合室で時間を潰す。それにしても朝早くからこんなに人がいるとは・・・。

海安、海口へ

バスターミナルは人で溢れてました待合室は人口密度高すぎですオンボロ寝台バスで移動です。窓が外れそうで危なかった。
海安行きのバスは0800発なのだが時間が近づいても改札が始まらない。他のバスも同じような状況で待合室に人が溢れ、改札を待ちきれない乗客が窓から乗り場へ出て行くほどだ。発車時間になって海安行きの改札が始まり0815にようやく海安行きのバスが発車する。
海安港客運站海虹一号
約8時間かけて1630頃に海安港にバスが到着。すぐに海口行きのフェリーの切符を購入するが出港が1800で1時間半も時間がある。待合室で仕方なく時間を潰す。1750頃に改札が始まるが割り込みの客に並ぶように行ったら逆ギレされてしまうが割り込み阻止に成功する。1800定刻どおり出港。海口に近くなる頃には日没を向かえる。1940に海口新港に入港。海南島に到着である。それにしても、海口は暑い。2月なのに半袖の人がいる。

初めて宿泊拒否に会う

海口に到着したが宿を探さなければならない。とりあえず見つけた旅館で聞くと部屋は空いていたが、日本人だと伝えると「日本人は賓館じゃないと泊まれないよ!」と初めて宿泊拒否に遭遇。次に招待所に行き部屋と料金が決まり、パスポートを見せると宿の管理人のおっちゃんが困った顔で「外国人を泊めてよいか確認を取らなければならない」と言い、こちらが「日本人はダメなのですか?」と聞くと「日本人だけでなく、アメリカ人でも同じなんだよ!」との返答、さらに「公安局に届けを出さなければならない」「無届けは罰金がある」などいろいろ説明をしてくれて、老板に確認の電話を入れて泊まれる事になった。今日の宿は青島人旅館であり1泊30元でトイレ付、但し水は桶で流すやつです。今回の宿泊拒否で海南島での安宿確保は公安局が厳しくて難しいと分かった。

2007/2/14

予算状況
出金
食費 26元
飲料 2元
バス代 7元
フェリー代 海口→広州 100元
合計 135元

五公祠へ行ってみる

五公祠
0830頃に海口新港で船の確認をしてみると秀英港から広州行きの船が出ていることがわかる。秀英港の場所を確認するついでに五公祠へ行ってみることにした。0900前に海口新港から14路のバスに乗車。0930頃に五公祠で下車する。入場料が20元するので入口だけ見学して秀英港を探すことにする。バス停で路線を確認していると1路のバスのバスの車掌さんが「秀英港!秀英港!」と叫んでいる。1路のバスは秀英港まで行くようなので乗車する。30分ほどすると終点に到着したようで降ろされる。とりあえず周辺を歩いてみるが港の位置がわからない。まあ、宿に戻ったら地図で確認すれば解決するので再び1路のバスに乗車する。途中で海口新港からの22路バスに乗換えができる区間があったので22路に乗換えて開港新港に戻る。

まだ昼前だったので近くの食堂で米線と紅焼狗肉を食べる。この旅で3度目の犬肉料理である。ここの食堂の犬肉はちょっと硬めだった。昼食を済ませ宿に戻ると宿のおばちゃんに「今日出て行くの?まだ泊まるの?」と聞かれ、「すぐ出て行きますよ」と返答する。すぐに荷物をまとめて出発準備をする。1245頃に宿のおばちゃんに「チェックアウトしたいのですが」と言おうとしたら、ちょうど家族そろって昼食中だった。おばちゃんと老板が「チェックアウト?行っていいよ!」と一言。どうやら部屋の確認とかはしないようだ。さらにおばちゃんが「どこに行くの?」と聞くので「広州に行きます」と言うと、「三亜に行ったの?」と聞くので「三亜は行ってません」と雑談が始まる。少し雑談をして青島人旅館を離れる。

海口からフェリーで広州へ

秀英港1300頃に海口新港から22路のバスと1路のバスを乗り継いで秀英港の近くまで行く。地図を確認しながら徒歩で15分ほど歩いて1400頃に秀英港に到着。秀英港ではバスの客引きが待ち構えており「どこまで行くの?広州?南寧?」と聞いてくるがバスが高いことは海口新港で確認しているので無視をする。広州行きの4等乗船券を100元で購入する。春節で混雑しているから売り切れかもしれないと予想していたが意外にも出港2時間前でもあっさり購入できた。フェリーは料金が安いのが魅力でバスだと倍近くの料金だから非常に安い。まあ、欠点は時間がかかることぐらいだ。まだ、2時間ほど時間があるので近くの店で椰子の実を購入する。その場で穴を開けてもらうが穴を開ける鉈は洗ってなさそうなので、また腹を壊すかもしれない。価格は2元で硬貨で払おうとしたら受け取り拒否をしてきた。「硬貨は路線バスで使えないからダメ」というのが理由だった。ちょっと腹が立ったので1元札を持っていても出さずに20元札で支払いをする。
椰香公主号へ向かう乗客椰香公主号4等客室
1530頃に改札に人が並び始めたので列に並ぶが、そのまま出港時間の1600を過ぎる。乗客が座り込んだりして待っているが一向に改札は始まらない。1700になってようやく改札が始まる。乗船して船室に荷物を置く。4等船室はバックパッカーにぴったりの船室であった。寝床にはゴザが敷いてあり、枕と掛け布団があるだけだ。この旅で初めでゴザで寝ることになった。
港はこんな感じ船内の様子
すぐに出港するかと思っているとなかなか出港しない。時間だけが過ぎていき1800になる。船内を探検してみると日本語の船内地図を発見する。どうやらこの船は日本の中古船のようだ。おお腹も減ってきたので夕食はちょっと奮発して船のレストランで食べることにする。しかし、実際はレストランではなく快餐であった。値段も「これで15元かよ!」と突っ込みを入れたくなる量であった。まあ、日本でもスキー場とかでは異常に物価が高いが中国はその程度では無かった。夕食を済ませるがまだ出港していない。船内放送で公安局の許可が出ていないとか言っているのが聞き取れたので何か問題がることだけはわかった。1900頃に船から車が1台降ろされていくのが確認できた。どうやらこの車が原因のようだ。1930になって、ようやく椰香公主号は秀英港を出港する。3時間半遅れの出港だ。

2007/2/15

予算状況
出金
食費 17元
宿泊費 50元
保証金 50元
切符代 広州→杭州東 301元
バス代 1元
地下鉄 広州東駅→広州駅 4元
合計423元

広州に到着

南沙港に到着です地下鉄で広州駅に向かいます
1400頃に広州の南沙港に到着する。南沙港は広州の外れにあるため市内まで無料送迎バスがあり他の乗客と一緒に市内に向かう。1500頃に市内に着き送迎バスを降りて路線バスで広州東駅へ向かう。1530過ぎに広州東駅に到着する。広州東駅は綺麗に整備され東京駅や新宿駅に肩を並べていると言って良いほど近代的である。しかし、駅周辺には安宿が見当たらず高そうなホテルが目立つ。少し歩いてみたが安宿がありそうな路地すらない。広州東駅での宿探しを諦め地下鉄で広州駅へ移動する。約30分ほどで広州駅に到着するが春節のため大混雑している。昨日、椰香公主号でニュースを見ていた時に流れていた光景がそのまま目の前に現れた。正直この時「しまった!」と思った。よりによって一番混雑する時期で、しかも切符から宿代まで一番高い時期に広州に来てしまったのだ。宿探しのために駅周辺を探すがどこも満室や高額で泊まれない。このままでは農民工と一緒に駅前で野宿になるかもしれない。さすがに疲れているのに野宿は避けたい。治安も公安、武装警察が厳戒態勢で警備しているが大丈夫か不安である。

宿の老板は小学生!?

混雑する切符売り場
2時間ほど駅周辺を彷徨い客引きを無視し続けたが、日も暮れて夜になりそろそろ何とかしなければならない時に客引きに安い宿があるか聞くと一番安くて1泊50元ということで部屋を見せてもらうが、一般の高層アパートの一室を数部屋にしている宿であった。怪しさ満点なのだが贅沢は言ってられず泊まることにする。しかも、宿の老板が不在で代わりに小学生の息子が管理人をしていた。一応は公安の許可は取っている宿のようで宿帳の記入があり小学生の小老板にパスポートを見せる。小老板はちょっと驚いていたが宿帳に記入をしていく。もっと驚いていたのは客引きと宿泊客のほうだった。客引きはまさか外国人、しかも日本人を連れて来たとは思っていなかったようだ。宿泊客は「日本人ならお金があるでしょう」と言ってくる。小老板に宿代と保証金の計100元を払い部屋に荷物を置いて1930過ぎに広州駅へ向かう。広州駅で明日のアモイ、福州、杭州行きのいずれかの切符を確保したいのだがこの大混雑では残っているかもわからない。窓口に並び聞いてみるがアモイは売り切れだが、杭州東駅までの切符が奇跡的に購入できた。何とか、明日の夜には広州から脱出できそうだ。一安心して駅の混雑状況を見物する。
駅前広場には臨時の待合所が設営されています広州駅前は大混雑!ニュースで見たまんまです
公安が巡回する横でこの混雑を写真に撮る。さすがにこの大混雑の状況は簡単に体験できないだろう。むしろ後先考えずに広州に来た自分も分かっていたら避けるだろうな。駅周辺を見物して2030頃にやっと食事を取るが値段が高い。広州は食事代も余計にかかるようだ。早く脱出するのは正解のようだ。食事を済ませ小老板の宿へ戻り明日の準備取り掛かる。

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2010年07月29日 17:02:15