HOME
にほんブログ村 旅行ブログへ 人気ブログランキング【ブログの殿堂】

列車と座席の種類

ここでは列車や座席の種類について紹介していきます。最低限知っていると中国での鉄道旅行でいくらか助けになると思いますので知っていて損は無いでしょう!

列車の種類

中国の鉄道には以下の10種類の列車がありそれぞれ特徴を持っています。

C列車

列車番号の頭にCが表記されており、Cは城の略。
北京南-天津を結ぶ高速鉄道の京津城際鉄路で運行される。
使用される車両はCRH2CとCRH3Cである。
最高速度は350km/h。

D列車

列車番号の頭にDが表記されており、Dは動車組列車(动车组列车)の略。
Dは動車組の拼音表記「dongchezu」の頭文字である。
D58次 CRH2 和諧号

D列車の特徴は以下の通りである。

・2007年4月18日のダイヤ改正(第六次大面积提速)で導入された時速200km以上で運行する高速列車。
・座席は一等座と二等座の2種類。
・愛称には”CRH”(China Railway High-speed と China Railway Harmonyの読みがある)と”和諧号”(和谐号)の2種類がある。新聞などでは”和諧号”を大々的に宣伝。
・車両はCRH1からCRH5まで5種類がある。
 CRH1 カナダのボンバルディアが開発。スウェーデンのレジーナが基になっている。
 CRH2はJR東日本のE2系を元に製造されている。
・車両の品質は最高レベルだが運行開始直後は乗客のマナーは最低だったが2008年現在はかなり改善されている。参考記事

Z列車

列車番号の頭にZが表記されており、Zは直達特別快速旅客列車(直达特别快速旅客列车)の略。Zは直達の拼音表記「zhida」の頭文字である。
Z列車の特徴は以下の通りである。

・Z列車の特徴は出発駅から終着駅まで一部を除き停車駅のない直通列車である。
・客車には25T型が採用され、全客車空調完備である。
・大都市と大都市を夕方から夜に発車して翌朝から昼までに到着する列車で最高時速160kmの高速運転を実現している。
・設備、服務員の質ともに非常に高く、主に収入のある人たちが利用するため安全面も向上している。
・2004年4月18日のダイヤ改正(第五次提速)で登場した。
・時刻表ではT列車と同じ特快列車に分類されている。

T列車

T563次 神州号列車番号の頭にTが表記されており、Tは特別快速旅客列車(特别快速旅客列车)の略。Tは特別快速の拼音表記「tebiekuaisu」の頭文字である。
T列車の特徴は以下の通りである。

・通常各省の省都もしくは運行地の大都市に停車する。
・採用されている車両は通常は25K型(蓝皮车)であるが既に生産停止の車両であり、一部で25T、25Z、S25K、S25B、S25Zなどが採用され、全客車空調完備である。
・列車番号(车次)T300以前が複数の鉄路局で運行される長距離列車であり、T300以降には1つの鉄路局を走る列車が割り当てられている。
・長距離から中距離を走る列車で停車駅は少ない。
・時刻表ではZ列車と同じ特快列車に分類されている。
・日本の特急列車に相当する。

K列車

K215次列車番号の頭にKが表記されており、Kは跨局快速旅客列車(跨局快速旅客列车)の略。Kは跨局快速の拼音表記「kuajukuaisu」の頭文字である。
K列車の特徴は以下の通りである。

・大都市にも停車するが地方都市への停車が多い。
・採用されている車両は通常は25G型(红皮车)、25Bの空調付き車両(红皮车)であるが、わずかに22型、25B型(绿皮车)がある。基本的に空調完備である。
・長距離から中距離を走る列車という点ではT列車と変わらないが停車駅が増えている。
・日本の急行列車に相当する。

N列車

列車番号の頭にNが表記されており、Nは管内快速旅客列車(管内快速旅客列车)の略。Nは管内快速の”内”、拼音表記「nei」の頭文字である。
N列車の特徴は以下の通りである。

・1つの鉄路局内での運行である。
・採用されている列車には25G、25B、22型があり比較的空調完備の車両が多い。
・列車番号(车次)は鉄路局ごとに割り振られており、1-100はハルビン鉄路局、101-200は瀋陽鉄路局、201-300は北京鉄路局、301-350はフフホト鉄路局、351-400は鄭州鉄路局、401-500は済南鉄路局、501-600は上海鉄路局、601-650は南昌鉄路局、651-800は広州鉄路公司、801-850は柳州鉄路局、851-900は成都鉄路局、901-940は蘭州鉄路局、941-980はウルムチ鉄路局、981-999は昆明鉄路局の列車になる。

普通快速列車

列車番号(车次)が4桁の数字のみの列車で1000番台から5000番台の列車。
特徴は以下の通りである。

・民工御用達列車である。
・切符はもちろん安い。
・乗客数が多い。
・列車によっては無座を乱発して埼京線以上の混雑になる。乗務員室にも客がいる。
・夜間の硬座車両は治安が悪い。

普通快速列車の中でも3つに区分されそれぞれ特徴がある。

列車番号1000-1999
3つ以上の鉄路局を跨ぐ直通普通快速旅客列車である。略称は普快もしくは直快。
特徴は以下の通りである。

・長距離列車である。
・普通快速列車の中でも乗客数が多い。
・比較的空調完備の列車がある。


列車番号2000-2999
2つの鉄路局を跨ぐ直通普通快速旅客列車である。
特徴は以下の通りである。

・中距離列車である。

列車番号4000-5999
1つの鉄路局管内のみで運行される管内普通快速列車である。略称は快客だが既に使われていない。
特徴は以下の通りである。

・主要駅間を結び、間の小規模の駅に停車する。
・空調完備の車両は少ない。
・短距離列車で運行距離はN列車と同等。

普通慢車

7173次列車番号6000番台以降であり最も停車駅が多く最も遅い列車である。
特徴としては以下の通りである。

・車両は22型(绿皮车)が基本である。ごくわずかに違う車両もあるらしい。
・最短所要時間は7571、7573(ウルムチ-鳥西)の30分であり、最長は7558/7555(ウルムチ-カシュガル)の31時間33分である。2007/4/18現在
・所要時間は5時間以下が比較的多く、10時間以上は少ない。
・地元民御用達の列車である。
・日本の各駅停車に相当。

L列車

列車番号の頭にLが表記されており、Lは臨時旅客列車(临时旅客列车)と旅游旅客列車(旅游旅客列车)の略。Lは臨時の拼音表記「linshi」の頭文字である。因みにY列車も旅游旅客列車(旅游旅客列车)の略。
L列車の特徴は以下の通りである。

・主に春節、労働節、国慶節の民族大移動の時期に運行される。
・車両の種類は特に決まっていない。
・大部分が普通快速列車に相当する。
・時刻表には載っていない。

A列車

列車番号の頭にAが表記されており、Aは按需臨時旅客列車(按需临时旅客列车)の略。Aは按需の拼音表記「anxu」の頭文字である。按時臨時旅客列車とも呼ばれる。
A列車の特徴は以下の通りである。

・主に春節、労働節、国慶節の民族大移動の時期に運行される。
・L列車より少なく優先度は更に下。
・車両はL列車と同じく決まっていない。
・時刻表には載っていない。

Y列車

列車番号の頭にYが表記されており、Yは旅游旅客列車(旅游旅客列车)の略。Yは游の拼音表記「you」の頭文字である。
Y列車の特徴は以下の通りである。

・主に春節、労働節、国慶節、夏休み、冬休みの観光時期に運行される。
・車両はL、A列車と同じく決まっていない。
・時刻表には載っていない。

座席の種類

座席の種類には大きく分けて以下の種類がある。

硬座(硬座)

7173次 これが普通の硬座車両N801次 液晶TVまで付いている硬座車両です・最も安い座席。
・座り心地は悪く文字通り硬い。
・車両によっては軟座並みの座席もある。
・基本はボックス席。
・夜間の乗車は注意が必要。
・日本の指定席に相当する。

軟座(软座)

T744次・座り心地は良い。
・通常は昼間運行される路線に限定される。
・比較的裕福な人たちが利用。
・日本のグリーン車に相当する。
・列車によっては一等軟座、二等軟座が存在する。

一等座

・D列車(和諧号)に採用されている座席。
・日本の新幹線のグリーン席に相当。

二等座

・D列車(和諧号)に採用されている座席。
・日本の新幹線の指定席に相当。

硬臥(硬卧)

2056次2056次・3段ベットになっている。
・仕切りやカーテンはない。
・人気が高く売り切れの場合がある。
・料金設定は上段(上铺)が一番安く、下段(下铺)が一番高い。
・乗車すると切符を换票证と交換して下車駅が近づくと車掌さんが换票证を切符に交換しに来る。これのおかげで寝過ごすことはない。
・日本のB寝台に相当する。2056次の換票

軟臥(软卧)

・2段ベットが2つの定員4人のコンパートメント。
・料金は硬臥の約2倍。
・料金は上段(上铺)が安く、下段(下铺)が高い。
・乗車すると切符を换票证と交換して下車駅が近づくと車掌さんが换票证を切符に交換しに来る。これのおかげで寝過ごすことはない。
・利用客が少なく車内は静か。
・主に富裕層と外国人が利用。
・日本のA寝台に相当する。

高包(高包)

・定員1人もしくは2人の個室寝台
・一部の列車に限定されている。
・富裕層、ビジネスマンと外国人が主に利用。

無座(无座)

2535次の車内。無座でも混雑はまだマシな方です。夜はもっと凄かった。安全上の理由で西安到着直前の朝に撮影。・硬座の立ち席券。良くいえば自由席券。
・主に民工の人たちが購入している。
・無座切符を乱発されると車内は大変なことに・・・。
・無座切符が乱発されなくてもどこからともなく切符の無い民工が乗り込んでくる。
・無座の乗客で溢れた緑皮車を「民工车」と呼んでいる乗客もいる
・経験上、無座の利用は避けた方がよいです

空調と非空調

中国では列車に空調が付いているかいないかでも料金が大きく変わってきます。どれぐらい違うかというと倍近くの金額違います。といっても、最近はほとんどの列車には空調が付いています。非空調の列車のほとんどが普通快速列車と普通慢車です。残りはK列車とN列車の一部だけです。和諧号が運行する区間や広東省周辺では非空調車は絶滅寸前です。

非空調は貧乏旅行には最適

非空調の列車の魅力は何といっても料金の安さです。長距離の移動ではその違いがはっきりと現れます。これはバックパッカーにとっては無視できません。しかし、最近は非空調の旧型車両は次々と引退というか駆逐されており数が少なくなってきています。とりあえず非空調の特徴を以下に挙げてみました。

非空調列車の特徴
・料金が安い(長距離になればなるほどその安さが分かる)
・料金が安いので民工(出稼ぎ労働者)御用達
・夏は車内が蒸し風呂状態で灼熱地獄
・暖房は付いているので冬は何とか大丈夫
・空調が無いので天井が高い
・車両は旧型車両
・窓が開けられるので景色の撮影をするのには最適
・和諧号の運行区間では運が良ければ250㎞/hで走行する和諧号と間近ですれ違うので今までに体験したことのない風圧に遭遇する。ペットボトルが吹き飛びます。
・上海、広州など大都市に停車する列車は民工で溢れている。
・車内がゴミ溜めと化していることが多い
・夜間は色々な意味で危ない

まあ、夏場は地獄です。実際夏場でなくても地獄です。5月に太原から平遥まで非空調のA列車に乗車しましたが車内はサウナでした。お金のある方は無理せずに空調のある列車を利用してください。


2008年08月29日 10:02:45